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海南師範大学
現地調査日:2007/11/19
6.コメント
以下、07/11/19執筆
●海南市中心部から南へバスで30分ほどの場所にある師範大学。留学生部があるキャンパスは旧キャンパスで、本体は新キャンパスに移行中。外国語学部日本語学科は今のところ旧キャンパスに残っている。
●海南島は南部の三亜市が熱帯気候のリゾート地として知られるほど温暖な場所。真冬でも氷点下になることはなく、取材時は11月下旬であったが、Tシャツ姿の学生が多数見られた。
●緯度が低いため夏は高温になるが、海に面した街で常に風が吹いているため、蒸し暑くなることはないとのこと。物価も安く、海の幸にも恵まれており、日本人定年退職者の留学が増加傾向にある。今学期の最高齢は72歳とのこと。
●留学生はそれほど多くなく、1クラス平均人数は7人と少人数が実現されている。教師も一人一人の学生に目が行き届く。
●留学生寮と教室、事務所は同じ建物の同じフロアにある。古い建物ではあるが、寮の部屋はきれいに整えられている。給湯設備が古くなっているため、シャワーのお湯が使いにくくなっている。来年頃に別の建物に移る予定とのことだが、事前に確認した方が良いだろう。
●必修科目のカリキュラムに取り立てての特徴はないが、午後の時間で独自の工夫を行っている。毎週火曜日午後に「中外交流」という時間が3コマ設けられている。これはこの大学の中国人学生と留学生が交流する時間であり、毎回20人ほどの中国人学生が参加している。行う内容は特に決めていない。毎回集まった学生が数人ずつ集まって、その場で好き好きに行う。
●この「中外交流」のメリットは実はそれなりの価値がある。留学すれば中国人学生との交流が自然に生まれると思っている方がいるかと思うが、実際にはそうとは限らない。どうやって交流のきっかけを作ればいいのか分からなかったりなど、交流が生まれない留学生も実はそれなりにいる。「中外交流」が毎週定期的に行われ、参加する中国人学生は外国人との交流を目的として応募してきた学生だけなので、交流する学生を見つける機会を大学側がセッティングしていると言える。
●「中外交流」でその日に知り合った学生に、今週の金曜日に互相をしようと持ちかけたり、来週から毎週水曜日に聴力のトレーニング相手をしてくれないかと頼んだりといったことができるのだ。
●取材時にも午後の空いた教室で、「中外交流」で知り合った留学生と中国人学生が互習やHSK対策を行っていた。それ相応の効果が出ていると感じられる。
●小規模校であるため、選択科目がなかったり、体系だったHSK対策が行われないなど、大規模校に劣る部分は小規模校共通の問題として確かに存在する。しかし、そういったものを求めず、逆に温暖な地で留学生活を楽しみたいというのであれば、定年退職者はいうまでもなく、若い方でも海南という地を留学先として選んでも良いのではないか。海南に留学し、そのままこの街に残ったという学生を私も数人知っている。それだけの魅力がある街ということだろう。
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